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23歳の時、バイク事故で右腕の機能を失った著者の林建次。3度の手術、4度の入退院、想像を絶する苦痛を伴うリハビリ…。呼吸するのも困難な程の激痛との闘い、未来が見えない不安と絶望の日々で、3年間が失われた。「生きていくために、何かが必要だった」。彼はどん底から這い上がるために、カメラを手にし、ボクサーを撮り始めた。恐怖や痛みと闘いながら、見果てぬ夢を追い続けるボクサーに自分を重ね、左腕でカメラを持ち、ケーブルを口にくわえ、歯でシャッターを切る独自のスタイルで、約12年に渡り20人以上のボクサーを撮り続けた。生きる力、魂の叫び、夢を追い求める姿、強さ、弱さ、優しさ、戸惑い、家族や仲間への想い…著者自身のライフストーリーを交えながら、人間のすべてを露わに描いた写真&言葉集。ボクサーたちと同じように、必死で闘い続けた林建次だからこそ、引き出すことができた彼らの魂の輝き。そこには、ジャンルを超えた普遍的なメッセージが溢れている。 著者プロフィール林 建次 Kenji HayashiスタジオSでスタジオマンを経験し、ストロボランド在籍後、23歳の時、バイク事故で右腕の機能を失う。3度の手術、4度の入退院、想像を絶する苦痛を伴うリハビリで約3年間の休養。その後、左腕でカメラを持ち、口でシャッターを切るスタイルでカメラマンとして復帰。恐怖と痛みと闘いながらリングに立つボクサーの生き様に強く共感し、彼らの写真を撮るためにボクシング界に飛び込む。これまで12年間で、20人以上のボクサーと、それを取り巻く家族や仲間たちを撮影している。 伊藤 史織 Shiori Ito広告制作会社、出版社を経て、1999年に、林建次らと共同オフィス「office MIGI」を立ち上げる。コピーライティング、ポスターの制作、雑誌、本のライティング、プランニングに携わる。 |